ロゴマークやブランドタグ、そしてショップの内装は「D&DEPARTMENT PROJECT」代表のナガオケンメイ氏によるもの。

コットンの持つ優しい柔らかさとバンブーレーヨンの持つシルキーな肌触りの両方を愉しむことができるアイテム。

イケウチオーガニックではタオルだけでなく、飛行機の中やホテルでもリラックスできるラウンジウェアも展開。

備え付けの手洗シンクにて手を洗い、実際にタオルで拭いたときの肌触りや風合い、吸水性などを試すことが可能。

店内にある洗濯機や乾燥機は、洗濯＆乾燥後のタオルの触感や風合いなどを体感するために設置されている。

佐藤さんがイケウチオーガニックと一緒に手掛けたオーガニックタオルブランド、それが「コットンヌーボー」。

毎年、コットンの生産量や品質は異なるもの、それを個性や新たな価値観として愉しむことを「コットンヌーボー」は提案している。

通常、ミックスすることが当たり前のところ、その年に収穫したオーガニックコットンだけを使用して糸をつくる。そして、この新たな取組みに賛同してくれたのがタンザニア。

「コットンヌーボー」のコンセプトは、毎年、その年のオーガニックコットンだけで製品（タオル）を作り、その違いを愉しむ。

「コットンヌーボー」はフェイス、ウォッシュ、バス、ガーゼブランケットの4種類を展開。2016年は加えてハンカチも展開予定。

ワインのラベルをモチーフとしたデザインに毎年変わる年号をプラスしたシンプルかつ明解なデザインも新鮮。

毎年、その年の出来を愉しみ味わうボジョレーワインのように、タオルの風合いの違いを愉しんでもらおうというのが「コットンヌーボー」のコンセプト。オーガニックコットンも、畑で獲れる農作物です。なので、“食べない野菜”と言っても過言ではありません。今年グッドデザイン賞を獲れたのも、きっと世の中の考え方が、均一であることに価値を見出す工業製品的な考え方から、より自然に近いオーガニックだからこそ現れる違いを特徴として愉しむという「コットンヌーボー」の考え方に近づいてきたからなのかもしれません。上質な風合いに丈夫な作り、それに加えて新たな価値観をも与えてくれる。今までの生活を変えるくらいのタオルだと僕は思います。