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LIFE STYLE MAGAZINE CREVIA TIMES learn NO.72

新たな可能性を生み出す場所「Innovation Space DEJIMA」チームデジマが語る「DEJIMA」という場所 LEARN

新たな可能性を生み出す場所「Innovation Space DEJIMA」チームデジマが語る「DEJIMA」という場所

一億総活躍社会の実現を目指し、国が掲げる「働き方改革」は、人口の減少による労働力不足の解消策として、投資やイノベーションによる生産性の向上、就業機会の拡大、個々の能力を発揮できる環境づくりを推進している。その一方で、現在、働く人たちにも意識の変化が起きている。企業に属する人たちの中にも、独自のビジネスアイディアや価値観を持つ起業家のような社員が増え、職場の活性化に寄与したり、時には改革をもたらすように。また、ファシリティコストを抑えつつ、人との繋がりも生まれるシェアオフィスやコワーキングスペースの登場によって、起業する人やフリーランスの道を選ぶ人も増加している。新たな働き方を象徴するワークスペースが次々と登場する中、他とは一線を画し、多くの企業から注目されている場所がある。それが、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が手掛ける「DEJIMA」だ。今回、このスペースを紹介してくれるのは、構想から立ち上げ、そして現在は運営と管理を行っているチームデジマのシニアプロデューサー五十嵐知宏さん。このスペースを知ると同時に、改めて自身の働き方についても考えてみないか。

TEAM DEJIMA チームデジマ

トータルソリューションプロバイダである伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の未来研究所 イノベーションパートナーチーム ビジネスイノベーション課に所属。イノベーションスペース「DEJIMA」の運営・管理を行う。メンバーは課長でシニアプロデューサーの五十嵐知宏氏(写真中央)、プロデューサーの加藤美穂氏と渡邉健一郎氏の3名。

答えは、コンテンツの最後に。

ここに、私らしさ。CREVIA

presented by
伊藤忠都市開発の住まいブランド〈CREVIA〉

「CREVIA」が考えるクリエイティブは、ひとりひとり異なる暮らしに寄り添うように、形を変えて心地よさを生み出すこと。そのヒントとなるような衣・食・住・遊・学のコンテンツを発信していきます。

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Innovation Space DEJIMA 人と人をつなぎ、新たな可能性を生み出す場所

  1. 「DEJIMA」は、企業の新規事業やイノベーションの創出に挑戦する人やスタートアップを目指す人々が、オープンイノベーションと共創を実現するためにつくられた場所。現在、ここには多くの人々が集い、企業やスタートアップなどの垣根を越え、アイディアをカタチにする場所として活用している。

  2. 新しいビジネスを生み出すため、既存の営業先となる企業のIT部門の人だけでなく、ITに関心を持つ感度の高いビジネス部門の人たちと出会えるタッチポイントをつくらなければならないという考えから生まれたスペース「DEJIMA」。

  3. 人や企業同士が連携しやすく、イベントやワークショップも開催できるようなスペース(最大120名規模)というのが空間のコンセプト。また中央に設けられた円形の台は、カジュアルにプレゼンが行えるようにと考えられたデザイン。

  4. まずはここに様々な人たちが集まってアイディアを出し、実際につくって形の見えるものにする。そしてこの場でイベントを行い、そのものに対する評価や意見をフィードバックとして得る。会員たちはここを、そうした具体的な事業に行き着くまでの試作の場として活用している。

  5. 定期的に開催されるワークショップ。100を超える課題からチームで共有できるものを選び、新規事業の種をつくる。毎回複数の企業の担当者が集まり、それぞれの会社の得意な分野やアセットを重ね合わせてその課題を議論し、アウトプットを出すという取り組み。

  6. システムインテグレーションの会社であり、自社アセットが少ない。アセットが少ないからこそ、スペースに価値を持たせるようにしようと考え、ソフトやファンクションの拡充を図る。独自のストーリーを持たせたワークショップやイベントは、最初の1年で約150回ほど開催された。

COLLABORATE & INNOVATE コミュニティ&プロジェクトからビジネスへ

  1. 企業の新規事業開発担当者向けのスペースで、会社と会社が新しいことをはじめるために出会う場所として機能している。会員は基本的に、企業に所属する社員となるが、DEJIMAが定期的に開催するイベントには個人でも参加することが可能となっている。

  2. エントランスを抜けた場所に大型ディスプレイを設け、個人のプレゼンスを画面に表示。自分のプレゼンスをドラッグして相手のプレゼンスにドロップすると、相手側のメディアに通知される(会員のみ)システムで、人と人とを繋げ、コラボを起こしやすくしている。

  3. この場所では個人の持っている熱量も重要で、会社に所属はしているものの、自分の範疇を超えてもなんとかできる力のある人、自分の部署以外の仕事にも力を注げるパワフルな人向き。また、DEJIMAのプロデューサーと同じ目線で一緒に行動していけるのが理想という。

  4. 「DEJIMA」という名は、サードプレイス的な場所をつくり、外部との接触を図ることでモチベーションが高まり、新しいサービスの開発へと繋がるのではという考えから付けられたもの。当初は社内向けのコードネームであったが、外部からも好評でそのまま使うことになったという。

  5. 「今後の展開として、スペース連携があります。DEJIMAだけを切り取って議論するのではなく、他のスペース(スタートアップ企業支援、ものづくり、海外企業の日本進出支援等)もそれぞれに特色があり、DEJIMAではカバー出来ない価値を持っているので、連携強化することが理想です。
    こういったスペース同士が競争するのではなく、連携して価値を高め、新たな事業のタネを増やし、より本質的な価値創出ができればいいと考えています」

  6. CUSTOMERS VOICE DEJIMAを実際に活用している企業人の声

    IoT系スタートアップ 「isaax」取締役CPO 杉田知至さん

    IoT系スタートアップ 「isaax」取締役CPO 杉田知至さん

    ■DEJIMAを利用しての感想

    自社のオフィスだとメンバーの様子が気になってしまい中々集中できないので、誰にも邪魔されずに作業したいと思ったときによく利用しています。仕事柄Raspberry Piを持っていって動作検証の記事を書くことがあるのですが、DEJIMAのWi-FiならSSH接続も許可されているのが助かります。あと本格的なエスプレッソマシーンで入れるコーヒーがおすすめです!

    ■DEJIMAにきたらこんな事が解決できた!またはこんな事に繋がった!

    スタッフの方から、新規プロジェクトの企画している方を繋いでいただいて協業できないかディスカッションしたり、DEJIMAで開催されるセミナーの登壇依頼をいただいたことがあります。そのセミナー登壇から実際の取引がスタートしたので、DEJIMAに来て作業しているだけで業績アップに繋がりました。

    AIベンダー Wさん

    AIベンダー Wさん

    ■DEJIMAを利用しての感想

    席作業スペースを広く使用できることや、数に見合った電源・Wi-Fiも快適に整られているので、集中して仕事をするために最適な環境が用意されていて、毎日でも通いたいです。
    クライアントとの打合せとしても利用できるので、利便性が高いです。明るく開放的なスペースで、DEJIMAスタッフの方々の対応もアットホームなので、とてもオススメです!

    ■DEJIMAにきたらこんな事が解決できた!

    私は、広報・マーケティングを担当しています。DEJIMAスタッフの皆さんには、イベントの会場探しの相談、ケータリング会社の紹介、プロモーションツール制作会社の紹介など、ちょっとしたことでも、気軽にアドバイスや相談にのってもらえるので、スピーディーに効率よく仕事がまわります。

    日本ATM株式会社 ビジネスイノベーション企画部 市川健一さん

    日本ATM株式会社 ビジネスイノベーション企画部 市川健一さん

    ■DEJIMAを利用するきっかけ

    元々お取引がありましたが、新規事業を創造するための先進的な空間を創られたと当社担当営業さんから伺いました。キャッシュレス化が叫ばれている昨今、当社としても銀行ATMから離れた新規事業の創造が急務な状況でした。そこでDEJIMAを活用させて頂き、多くの方とつながり、新規事業創造を加速させたいと考え利用させて頂いています。

    ■DEJIMAでこんなことがしてみたい!

    今後、銀行ATMは故障率が下がり、キャッシュレス化により設置台数が減っていきます。結果として当社のATMに関わるビジネスはシュリンクします。そこで、それに代わる当社の屋台骨となる新規事業を創造する当社主催イベントをDEJIMAで開催したいと考えています。
    エンタープライズ企業から出来たてのベンチャー企業まで多くの方が興味を持つイベントにしていきます。

    大手素材メーカー Tさん

    大手素材メーカー Tさん

    ■DEJIMAを利用するきっかけ

    きっかけは伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の担当営業さんから紹介をいただいたところからでしたが、同時期に五反田バレーのWEB記事などを拝見していて、興味も持っていたんですよね。また丁度、東京出張というタイミングも重なり、利用をさせていただくことにしました。

    ■DEJIMAでこんなことがしてみたい!

    今、こちらで行ってみたいと考えているのは、世の中の少子高齢化が進む中、子育て環境にイノベーションを起こせないかということ。育休から復帰したママさんオフィスワーカーに、ITのプロフェッショナルが密着して本気で生産性向上に挑んでみるなど、ケーススタディのようなことをしてみたいですね。それで、IoTやカメラ、AI等を活用して、冷蔵庫が自動で在庫管理をしたり、健康的な献立をリコメンドしてくれるようになればより効率的になりますよね。

  7. LIFE STYLE QUESTION 手塚貴晴さんに聞きました。あなたの「理想の住まい」 をおしえてください。

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